シェリナナ日記

思ったことを思いつくままに。

「拝啓。小山薫堂特別編集長」

人はやさしさに触れるとどうして涙が出るんだろう。

 

今更なんだけどAERAの増大号を見た。『大特集』「やさしくなりたい」。

 

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冒頭のグラビアは、熊本が誇るアイドル「くまモン」にキスされた女の子の笑顔。

 

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言う必要もないことだと思うけど、言っておかなければ居心地が悪いから言えば、私は子どもが苦手。好きではない。嫌いとまで言えば、それはまた少し違うのだけど。

 

 

だけど「くまモン」に、ほっぺにキスされて笑うその女の子の笑顔はとてもよかった。見ていると、なんだか心が丸くなる感じがする。体のどこかをくすぐられているような。照れくさい感情を呼び起こされる感じがして「いやいや、私、子ども、苦手ですからっ!!」と慌てて言わないと、なんだかズルしている気がする。

子どもがこんなふうに笑って成長できる社会だったら、きっと悪質な犯罪なんてなくなるんだろうな。

 

 

無知な私は、今回の増大号の「小山薫堂特別編集長」も知らなかった。

 

心なごむ、ハートを鼻で隠した子どもの顔のようなイラストと

「やさしくなりたい」というAERAらしからぬ(と私は感じる)タイトルに惹かれ、手に取った1冊。薄いページの中にはやさしさが、嫌味なく押し付けることもなく、そっと詰め込まれていた。

少ないページの割に熊本の記事が多い気がした。熊本出身の私は、熊本びいきを感じて嬉しくなって購入してしまったのだった。ありがとう、魅力を紹介してくれて、という気持ち。

なんのことはない。小山薫堂さん、同郷だった。そりゃあ、熊本のやさしさを知るはずだ。

 

「雑誌だって読んだ人が元気になったり、幸せな気持ちになったりしなければ、存在する意味がない」というAERA編集長の浜田啓子さんの言葉も素敵だ。

 

 

小山薫堂特別編集長の編集後記にこう書いてあった。

 

 

『やさしさとは何でしょう?』

 

それは誰かを叱らないことでも、自分が怒らないことでもありません。

「他を想う力」です。

この世に存在する万物を“自分ごととして想う”ことが

「やさしさ」につながる、という考えに僕は至りました。

そしてその考え方は人を謙虚にします。

感謝の気持ちを芽生えさせます。

 

 

次のページには、小さなフォントサイズでびっしりと、全スタッフと協力者の名前がクレジットされていた。

それを見ていたら、どうしてだか上手く説明できないのだけど涙がでた。

 

小学生の娘がそのページを覗きこんで、そしてすぐに、私が気が付かなかったことを教えてくれた。びっしりの赤文字の中。黒文字で「ありがとう」という5つの文字がちりばめられていた。くーっ。こういう遊びゴコロもさりげなくていい。

 

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この世に存在する万物を“自分ごととして想う”

そんなところから意識して、今年を生きてみようと思う。