ケンシロウ日記

思ったことを思いつくままに。

就活。採用側の事情の一つ。

 

今年最初の就職活動を書類選考で落とされる

 

その企業によって求められる経験や能力は違います。職務経歴書も、その企業がどういう人材を必要としているか、考慮した上で内容を追加訂正しながら作り替える必要があります。例えばここに書いているキャリアや経験も、受ける企業や職種によってアピールポイントは変わるわけです。

 

私はキャリアカウンセラーの勉強をしていますし、また採用経験もそれなりにあるので、自己分析はある程度できます。念のため、履歴書と職務経歴書を、知り合いのキャリアコンサルタントに見せ、意見を求めましたが、書類に不手際はなく、彼らの見立ては「年齢とブランク、カウンセラーや講師としての経験実践不足。高条件のための競争相手に見込まれるレベルの高さと見込まれる応募総数の多さ」。

 

 

どう慰められても、凹みますけどね。

資格試験もそうですけど、 1度や2度落とされても、なにくそと奮起することができます。でもね。これ、続くと本当にきつい。 

 

なんというか、社会から「キミは必要ないよ」と、強くダメ出しされる気分に陥ります。あなたはダメだ、ダメだ、ダメだ!って。

 

奮起するにも程がある。自己肯定感ダダ下がり。それでも自分の力を信じて、なんて、そんなに簡単じゃない。歳をとると立ち上がるのも「よっこいしょ」って、力が入るでしょ。ひと様がそろそろ定年退職後の生き方を考える最中、私は今頃になって、こんなに心を疲弊させながら一体何をやっているんだろうって。Mなのかなって。

 

だけどここで止めてしまったら。

何と言うかな。

私は自分が望む人生を生ききらずに終わってしまうような気がするんですよ。私の人生って何なんだったんだろうって。

経験した事を無駄にしたくないという気持ちもあります。就活のきっかけは、単純に娘の教育費が想定以上にかかることではあったけれど、トライを続けていられるのは、学費だけのことではないでしょう。

 

今の私にとって人生における優先順位の第一位は家族です。こんなことを言うことだって以前の私には、考えられないことなんですけど。

でもですね。大事なことの第一が家族でも、私の人生は私のもの。

娘の人生が娘のものであるように。

夫の人生が夫のものであるように。

死ぬときに、家族のためにあれもこれもできなかったなーなんて、微塵も思いたくない。それは家族に対しても、とても失礼な話だと思う。

 

 

採用側だったときの私の事情

 

話を戻しますけど。私が、採用担当者として選考していた経験を思い出せば。例えば1番応募が多かったのは、新版立ち上げのときで、300人を超える応募がありました。ホテルの大会場を貸し切り、5人程度の集団面接を次々に行います。履歴書は流し見のようにして振り分けていかなければ対応できませんでした。

2日間に分けて行った採用面接を終えたその夜、面接を通過した数十通の履歴書を前に、上司らと検討しました。

 

30代だった私が、一緒に働きたいと感じた人の多くは40代でした。20代、30代の応募者よりも魅力的に、また精力的に感じる人が多く、数字も見込めそうでした。情報誌といえば、編集の仕事を想像されるかもしれませんが、あくまでメインは営業です。経験者は即戦力にもなりますし。50代は…、いらしたのか、採用検討に入れなかったのか。応募があったかどうかすら記憶にありません。傲慢と言えば傲慢かもしれませんが、その時の私は自分なりの任務を全うするのに必死でした。なんとしても新版を成功させたい。

 40代の方を何人かピックアップしていた時、上司に言われました。「お前、その人たちをマネジメントできるのか? 」

 

私はハッとします。当時、私は営業チーフという肩書きを与えられていました。編集長だったその上司は、他版も兼任されていて。実際に現場での多くの時間、メンバーを率いて指導育成し、版の数字を追うミッションは私に課せられていました。私より年上で経験値もある40代のメンバーの割合が多ければ、様々なことがやりにくくなるかもしれない。いえ、実際はそうでは無いかもしれません。でも、それを採用時に於いて、お一人お一人確認するために時間を割く時間的余裕がないのです。しかも、私が担当する媒体のターゲット層は20代30代の女性でした。 40代の感性よりも、私にない20代の感性も欲しい。

結局、 40代の採用は1人を除いて、他全て見送りました。

 

昨年、代理店の営業指導を頼まれて、ある仕事に関わりました。そのまだ新しい知名度もない会社で求人を出されるとき、面接に来られるのは50代が多く、その都度、社長はがっくりと肩を落とし、それに同調していたのは他でもない私。年上の方に指導となると気も遣う。やりにくいイメージが先立つことは否めません。やり方が固定されている方が多く、指導してもなかなか入らないからです。

  

年齢によって、採用差別することは許されていません

 

キャリアカウンセラーの勉強のためにも通ったハローワークでは、たまたま募集があっていた他所のハローワークでの就業を勧められました。週5のフルタイム。仕事は就業相談対応。通勤も十分に可能でした。年上と見える担当女性、ハローワークが年齢差別するわけにはいかないでしょ。ここが年齢がネックになることはないから安心して」「 50歳なら若いくらいよ!」「キャリアカウンセラー資格があれば、今のタイミングなら決まると思うわよ」

 

でもな。

 

職業の選択方法はいろいろあり、また、やろうと思う仕事に対する優先順位も人それぞれです。私は、今現在、通勤での週5フルタイムは全く考えていません。あれほど仕事が好きだった私ですが、現在の私の優先順位の第一位は先にも言ったように家族です。しかも、結構なパワーを使う家族です (割と果てしないです!)。

自身の体力の無さも含めて考えて、全力投球で仕事ができる時間は明確にしていました。

 

キャリアカウンセラーとしての仕事においての年齢は、決してマイナスなだけではありません。むしろ活かされる場合が多いといえます。それも見込んで取得した資格でした。しかし資格を活かして、就業したいと思ったとき、経験不足を以ってしての年齢とブランクは大きく、自分が入りたいと願う企業に採用されるハードルは私が思っていた以上に高く厳しいものでした。

 

 

その後、この数ヶ月。 2つの企業と3つの学校に履歴書と職務経歴書送り、その全てが、面接に行き着かず書類選考で落とされました。見事全滅!!

 

しかも、キャリアコンサルタントの国家資格も落ち続けていました。

 

 

…腹の立つ不採用通知のいくつかの画像をここに貼りたかったんですが(メールとか、封書での文書とか(T-T)) 

諸々上手くいかなくて、とっても面倒くさいのでやめました。

 

貼ってからの更新を、と考え放置しましたが、いつになるのか自分が信用できないので更新して先にいきます。

 

それではまた!