ケンシロウ日記

思ったことを思いつくままに。

50歳からの就職活動。

 2ヶ月ぐらい前までに書いていた以下の下書きがあるにもかかわらず、「毎日更新!」という堂々とした宣誓を、こうも見事にストップさせるとは我ながら思っていませんでした。さすがだな、私。

前回の記事「また明日」とか書いてて、今、自分でびっくりしました。もしもしも、私の言葉を信じてここを連日訪問してくださった方がいらしたら、その方には心からお詫びしたいです。こんな私ですみません。

50過ぎたら、体力的にも精神的にも無理はいかん。書けなかった分は、 ひと月以内にリカバリすれば良し! と、誓いを改めました。いや、しかし三日坊主にもならなかったというのは…。歳をとると図々しくなるっていうのこういうことなのかな。関係あるかな。ともかく現状に追いつかせるまでのここまでのあれこれの続きです。

 

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 (前回記事からの続きです)

 

さて2次会は。

 

「元編集長は必ず参加」という呼びかけに応じ、見知った人が多い時間になりました。

シェリナナさん、今何やってるんですか」。ここの場所で、何もやってないのは私だけ…。独立してる人、大企業に転職した人、会社に残っている人は当時の私からしたら見上げるような地位を築いていて。みんな色んなキャリアを積んでいる。

 

「子どもにお金もかかってて働かなくちゃいけないんだけどね」と答えると、「うちに来ませんか」と、結構な声をかけてもらえた。でもな。あの頃みたいに、私もう働けない。体力的にも、能力的にも、精神的にも。期待に応えようと無理もしたくない。自分の責任においてのみ働きたい。声をかけてくれてる人の期待を裏切りたくもない。

恋人よりプライベートより、好きで何より仕事を優先させていた私でしたが、今の私に、家族以上の優先順位はない。「家族以上の優先順位はない」だなんて、断言してる所に自分でびっくりしますけど。家族愛がどうとか、そういう高尚なことではなくて、自分に過度な負担をかけたくないということだな。もし家族が、私がいなくても上手く機能して、それなりに仲良くやっていけるのであれば、また違った気持ちも湧き上がるのかもしれないけど。なんせ小面倒な家族でしてね。

新しく仕事をする上での、体調管理を含めた、責任を持って仕事ができると思う時間目安は明確にしています。家庭や子育てにしがらみのない前提での30代だったら飛びつきたくなるような話でも、 50代になった私にとって魅力的な話はありませんでしたし、条件提示して自分を売り込むほどの自信はもうさっぱりない。あえて説明なんてしないけど、皆が知っているのは、がむしゃらに夢中で働いていた私の姿。今の私じゃないことを私は知っている。

 

 

私の同期で当時編集長をやっていた2名も参加。 私より年上の1人は独立し、年下の1人はリクルートに残り、今は分社化されたその会社で、全国の管理職やっていました。

年下の同期と隣の席で飲んだとき、彼が、言ってくれました。

シェリナナさん、何かやってくださいよ。もったいないですよ」

 

実は私、その時に、応募したい求人がありました。リクルートの子会社でした。求人はフルタイムではなく、私が持つキャリアカウンセラー資格(民間)があれば、という、キャリアや進学相談の講師の仕事です。 さすがのリクルート。報酬は 1万5,000円/ 50分。仕事は単発で固定でないところも私には好都合。

しかし報酬がいいという事は、求められるものがそれだけ大きいということです。

資格は取ったばかりだし、現在中学生の娘が小学4年生になる時に、学童保育がなくなるのを機に仕事を辞めて以来の長期ブランクもある。私にはハードルが高い。きっと無理だろうな。

 

「実はね。興味があって受けたい仕事はあるんだけどね」 年齢的にもブランク的にも、ちょっと自信がないのだと、彼に、この話を打ち明けました。

 

と、彼は体をぐいっとこちら側に向けて、こういったのです。「シェリナナさん。うちでGM(マネージャー・編集長)やってたのって、そんな(落とされるよう)に評価低くないですよ! 受けてくださいよ。絶対いけますって。ここにも誰か(志望会社に)繋がりある人いるんじゃないですかね。(←全員に聞いて回るわけにもいかず)。」

そうかなぁ、と言いながら、だんだんに乗せられて、へへへとその気になっていく私。

 

その求人の締め切りは2日後でした。私は東京に戻ると大急ぎで履歴書と職務経歴書を作成し、データで送ったのでした。

 

職務経歴書に、追加あるいは訂正すべきか迷った箇所がありました。でも時間もないしな。面接の時に必要であれば口頭で説明すればいいと考えました。

履歴書の写真も、追加料金を払って綺麗にしてもらうこともできましたが止めました。 面接で実物を見られた時に「げ。写真、細工してね??」 と,悲しいことを思われるよりも、 「写真は不細工だけど、実物はまだ見られるな」 の方がいいかなって思ったんですよね。いえ、追加料金がもったいなかったっていうのが1番の理由ですけど。

就活中のみなさん。キャリアカウンセラーとして一言アドバイスします。これ、大間違いですから。履歴書は顔。少しでも印象の良いものにしてください。

 

 

結果。

 

 

書類選考落ち。面接にすら行き着かず。

 

 

同期の彼に持ち上げられた感は否めないけど。恥ずかしい話。採用になるかどうかはともかく、書類選考落ちするとは夢にも思っていませんでした。前述したようにブランクは確かにあるけど、職務経歴書もそう悪いものではなかったと思う。

 

履歴書や、職務経歴書の書き方に問題もなかったと思うけど、それでも、よりアピールする部分での反省点はいくつもありました。あの仕事、やりたかったな。仕方ない。次は頑張ろう。

 

私は、同期の男性に結果をメール。 「そうですか。駄目だったんですね。シェリナナさんで通らない書類選考などないと思っていましたがごめんなさい。でもシェリナナさんの仕事の流儀とキャラは今でも鮮明に思い出せるほど素敵なものなので、〇〇なんかよりもっといい仕事が見つかりますよ!」 

流儀と言えるほどのものは持ち合わせていないけど、彼の言葉にも励まされて、また次頑張ろう、と思うのでした。・・・。

 

今、この時から数ヶ月を経て、彼からの返信を改めて読んだのだけど、仕事を本気で必死で楽しく頑張っていたあの時代。なんだかすごく遠いなあ。

 

時は3月。これが今年最初の就職活動でした。