ケンシロウ日記

思ったことを思いつくままに。

私が国家試験を受験する理由は。娘の言葉に奮起。

こんにちは。

同窓会のことを書くといって早や、ひと月。書きたいことはあれこれあれど、気分的に今それどころではなくってですね。

 

 

米国認定CCE.ブログInc.認定 GCDF-Japanキャリアカウンセラー資格を取得

 

おめでとう!ありがとう!

昨年の話ですけどね。「米国認定CCE.ブログInc.認定 GCDF-Japanキャリアカウンセラー」という資格を取得しました。朝から夕方までみっちり受講し、特に学科はものすごく勉強してやっと取った資格です。実は受講だけでも、家庭のというか、娘のというか、諸事情で途中休講したりして、私にとっては、簡単なものではありませんでした。

「やりたいことがあっていいね」と言われることもありますが、本当のところ、やりたいことが自覚としてあるわけではなく、このままでは終われないというか、このまま死んだら後悔するというか。何かないだろうか。そんな感じでトライしたまでの資格でして。

 

前回の記事のコメントで「仕事が好きなんですね」と言って頂きましたが、私は確かに仕事が好きなんだと思います。だけど何でもいいわけではなくて、誰かと一緒に喜べたり、誰かに喜んでもらえたりする仕事が私の人生をより豊かにすると思っています。そしてそれはボランティアでは無い。先の人生で、ボランティアをしたいと思うこともあるかもしれませんが、今は思っていません。現実、生きていくのにお金はかかりますし、私はそれを必要ともしています。

対価としてお金を頂くと言う事は、プロとして責任が伴うことです。責任を持って対象と向き合う、それが私のやりたい仕事なんですね。

 

しかし、仕事をやりたいと言っても、やりたい仕事を選り好みする以上、第一線から退いていたブランクはあまりにも長くて、しかも年齢という障害もあって。何の武器も持たずに世の中に出て行く勇気も、仕事を勝ち取る自信もありません。じゃあ何を武器にするか。「経験」や「思考」そういう漠然としたものだけではなくて、わかりやすく、かつ、自分が興味の持てるもの。

昔から、相談を受けることは多かったし、私の何らかの対応に、相手が満足してくれていることも感じていました。単純に、そんなところからトライに選んだ資格でした。

実際に勉強してみると、歴史上の心理学者やその理論なども学び覚えなくてはならず、なんだこりゃと、選択を後悔したこともあります。だけど勉強すればするほど、 「キャリア」というものが、単純に仕事を指すものだけではなくて、 「人生」を指すものだという気持ちになってきました。その意味で奥深く、また興味深く感じています。

 

またいつものように言いたい話がずれてるんですけど

今日、言いたい事はこんなことではなくてですね。

 

 

この「米国認定CCE.ブログInc.認定 GCDF-Japanキャリアカウンセラー」は、昨年、国家資格に移行しました。それ以前に、取得した資格ホルダーはそのまま国家資格ホルダーへ移行しますが、私は取得時期が遅く、 国家資格を得るには改めて受験合格が必要となります。

  

国家資格受験。その結果。2回連続不合格!!

 

大きな声で言いたくもないんですが。この国家資格受験。学科は合格したものの

実技は既に「2回も」不合格!!

 

1度目は合格までにあと3点不足。 2度目は2点不足。

 

ああ。出来ることならさらりと書きたかった。

「いえ、大して勉強も出来ていなかったんですけどね。思いがけず合格してしまいました。でもこれから頑張ります!どうぞよろしくね!(^^)/」

 

……。学科は確かに合格しましたけど。言っときますけど、私、吐くほど勉強しましたからね。理論とか、30年以上ぶりに単語帳3つも作って暗記。作るのだって何時間かけたことか。電車移動や寝る前も毎日単語帳かテキスト見てました。

 

結果、実技落ちで国家資格取れず。しかも2回連続!! ああっ。書きたくないのにどうして繰り返し書いてしまうのか。勝手にこの指が~!!

 

就活についてはこの後の記事に書きますが、今の私が言うのもなんですけど、この業界では今のところ、私が取得している米国認定資格と国家資格との差は感じません。採用に行き着くかどうかはともかく、現在、取得している資格だけでも充分対応できる資格でした。

 

というわけで、先に受けた 2度目の国家試験受験前には、万一!(万が一ということです。よもや、あってはならない、10000に1つの少ない可能性という話ですよ!!)、万一、この2度目の挑戦に失敗し、不合格だったら、3度目の受験はちょっと先延ばしにしようかな、という気持ちでいました。

やっぱり試験を控えた身というのは、どこか常に勉強しなくてはというプレッシャーを感じていて、気楽ではいられないんですね。だから、またその気になったときに再チャレンジしようと。

 

で。何度も書くのも癪ですが 2度目の国家試験も不合格。

挑戦することの何が嫌かって、失敗したときの自己肯定感の下がりっぷりと劣等感の刺激に、耐えなければならないことです。

 

合格発表は春休み中でした。私はこれを、友人との朝からのカラオケボックスの中、ネットで確認しました。受験の感触も良くはなかったし、覚悟はしていたんですが、それでも受験番号がそこになかったことには相当に凹みました。それまでは気もそぞろに、そして気を逸らしながら合格発表の時間を時計の針を目で追っていたんですが、不合格が分ってからは、熱唱に変わりました。星野源の「恋」、絶唱。

カラオケボックスには、それぞれの子どもたちも連れて行っており、大人と子ども(中学生)を分けて、子どもたちは隣の部屋でした。

少し落ち着いてから、隣の部屋に行き、娘に不合格を告げると、娘は(ふうん)と意に介さずの表情で、いつの間に覚えたのか、私の知らないセカオワの曲を歌いはじめました。私はシュンとして元の部屋に戻ると、星野源の「恋」をまたも入れて、激しく歌うのでした。

 

不合格確定後、娘に言われた言葉が私を奮起させることに。

 

友人家族らと1日遊び、帰宅すると、私の素顔のテンションはダダ下がり。娘は試験のことについて何にも言いません。小学校時代、散々手を焼いた娘で、いや、今も手は焼いているんですが、かなりお姉さんになってきた娘です。言葉の選び方もずいぶん適切になってきました。彼女に一言、励ましてもらえたら、私も少しは気持ちを上げることができるかもしれません。で、彼女に甘えるようにお願いしました。 「ねーえー、レンちゃん(娘)。おかあさん、試験落ちて結構凹んでるんだよね。お願い、ちょっと慰めてー」ソファーにぐったりと腰を深く沈めている私。

 

あの時の娘の顔。ちょっと忘れられない。

真顔で。私の方をまっすぐに見て。私に言い聞かせるように、ゆっくり、こう言いました。

 

「……お母さん。もうやめた方がいいよ」

「えっ?」

「試験なんて受かんないよ。絶対無理だよ」

 

 

……忘れていた。

彼女は自分に都合のいいことには超がつく楽天家なのだけど、努力を要することに関してはめちゃくちゃネガティブ。

まさかの「励まし」に、凹みぶっ飛び。思わず体を起こしました。

 

 

「だって何回も落ちてるじゃん」

「お母さんには無理だってことだよ」

「絶対やめた方がいいよ」

うううっ。小学校時代、激し過ぎた娘の、穏やかな口調での諭しが胸を刺す。

 

何回もって、落ちたの、まだたったの2回じゃあああーー!!

 

「(ムッとして) あのさ。(落ちたの)何回もじゃないよ」

「無理だよ。やめたほうがいいよ」

「あなた、たった2回落ちただけでもう無理だって、本当に思ってんの?」

「うん。無理」

 

 

…………。

 

そうか。そうですか。そうきましたか。

1度、お休みしたかった。 3回目のトライはしばらく後にしたかった。

 

いいですよ。見ていなさい。おかーさんのホンキ(もとより本気だったが)舐めちゃいけない。必ずその目に「合格」の2文字を突き付けてやるからね。

娘に見せる背中として、不合格のまま終わるわけにはいかんでしょう!!

 

 

 いつか合格の栄冠を勝ち取って見せてやる!

 

 

と言うわけで、今週末、実技の最終試験があります。こんなプレッシャーないわ。実技なんて何を勉強したらいいのか分かんないし!一人でどうトレーニングすんのよっ。ほんと勘弁して欲しい。

 

とりあえず私、やるだけやりますんで。

で、受かるまで受けますんで (T_T)/ 

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